チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

コロナ禍

部屋に閉じ籠って居ると、何の匂いもしない。
2- 3日前までは雨が降って涼しかったので、
窓を開けて居ると外から金木犀やくちなしの花の匂いが、
涼しい空気と共に入って来たのだが、
昨日、今日とまた真夏の様な暑さで、
部屋を閉め切ってクーラーをガンガン掛けて居ると、
全く何の匂いもしない。
加湿器代わりに冷風扇を点けて居るので、
僅かにその湿気を感じるくらいだ。


子供の頃は7人家族で、
姉達が帰って来ると化粧の匂いがした。
兄が帰って来ると男の匂いがした。
父は煙草の匂い。
母はご飯の匂い。
祖母の部屋に入ると年寄りの匂いがした。
家の中は皆の声と共に、色んな匂いが混ざって居た事だろう。


今は妻も居ないので、私の鼻は全く機能して無いかの様だ。
以前は朝目覚めると、串焼き豚の匂いがして来た。
最近は余り匂いがして来ない。
近所のお婆さんが焼いて居たので、
前は匂いに釣られてよく買いに行ったものだ。
もう歳で止めてしまったんだろうか。
コロナが流行り出す前だから、自粛では無いはずだ。


そう言えば、近所のお気に入りの喫茶店の窓が閉まって居たので入って見ると、
やっぱりクーラーが掛かって居た。
客が大勢居たので、コロナが恐かったが、
若い女性ばかりだったので、暫く我慢して入って居た。
3人でペチャクチャ接近して喋ってるので、

コロナが恐くないのかと思った。
喋ってコロナを撒き散らさないで欲しいとも思った。
若しかしてサクラかと思ったが、
帰り際に金を払って居たので、思い違いだった。
だって、普段こんなに客が入らない店だから…。
一人で来て居た別の客は店の人と親しげに喋って居たから、
彼女はきっとサクラだろう。
飲み物も注文して無いし…。
いや、単に知り合いと言うだけかも知れない。
いや、知り合いでも長時間居るのだから、
注文ぐらいするだろう。
などと、くどくどと考えて居たが、
やはりコロナが恐くなって早々に退散した。
もう、手遅れかも…。
未だに症状は出て居ない。



今日は別のものを食べようと思って居たが、
お手伝いさんが着々と準備を進めて居たので、
昨日に続きカリフラワー炒めを食べる事に…。


スルメイカのフライ


今日で最後のパン朝食