チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

妻のこと

昨日も妻はチェンマイに遊びに行った。
どうも毎日が退屈な様だ。
日本に居る時は、毎日友達と会ってお喋りをしたり、
楽しく過ごしていた様に思ったのだが、
タイに住んでからは、時々は友達と飲み会などを楽しんで居る様だが、
日本に居る時ほどでは無いのかも。


日本に居る時は、同郷のタイ人と言う、異国ではかけがえの無い母国人だから、
同じ友達と言っても、その親密感はひとしおだっただろう。
そう言う友達との交わりの毎日なら、寂しさも癒され、
退屈などはしなかっただろう。


ところがタイに来ると、タイ人と話すのは当たり前。
同じ友達と言っても、日本に居る時とは、全く異なった感覚で、
しかも、日本に居た時は若かったし、あれから10年もすれば、
落ち着いて来るし、キャピキャピでも無くなる訳だから、
楽しさのツボも変わって来ようと言うもの。
それに、日本に居る時は、毎日が新鮮と言う面も有っただろう。


まあ、私は彼女さえ幸福なら、毎日遊び回っても構わない。
最低限の事さえしてくれたら。
まあ、美味しい日本料理は作ってくれるし、
何より、
普通に日本語の会話が出来るし、それ以上の事は望まない。


強いて言えば、もう少し短絡的で無ければいいのだが、
それはタイ人の特性でもあるので仕方が無い。
私にだって短所は有る。
私が更に年老いた時に、捨てられさえしなければ…。



今日の昼食 味噌汁ぶっ掛けご飯とししゃも

真夜中の思案

タイに来て本当に良かったんだろうか。
時折こう言う思いが頭を過ぎる。


それは日本の快適さを郷愁する時だ。
日本の風呂はボタン一つで湯張りが出来て、お知らせのチャイムまで鳴る。
ウォシュレットも保温便座や温水洗浄、果ては脱臭機能や自動開閉まで有る。
まあ、もっとも保温便座はタイではそれ程必要で無いかも知れない。
温水洗浄もタイではそれ程必要で無いかも知れないが、有ればそれに越した事はない。
脱臭機能は欲しいところだが、自動開閉も、以前ゴキブリが中に入って居てビックリした事が有るので、若しかしたらその為に有用かも知れない。
まあ、自動湯張り装置も有れば便利だが、無いとどうしても困ると言う程でもないので、それが決定的と言う訳では無いのだが…。


まあ、他にも日本の場合は、ありとあらゆる便利な製品で囲まれて居り、
タイに来た当初はカルチャーショックを受けたが、
馴れれば、時と共に何の不都合も感じ無くはなるのだが…。
それでも時折その便利さを思い出す事は有る。
そんな時、日本に住んで居ればと思い起こす事も有る。
そして、タイの暮らしと比較する。
タイでは何と言っても物価の安さ。気候の良さ。
日本は快適さ。便利さ。
そして美味しいものも一杯有る。
それらを無理に比較すると、物価の安さと便利さと美味しいものを天秤に掛け、
便利な製品は金が掛かる。
美味しいものは金さえ出せば食べられると言う風に考えれば、
それらは、等価条件となる。
そこで残るのが気候の良さ。
これは完璧な冷暖房シテスムが有ろうが、外に出れば当然暑い寒いは有る訳で、
気候の良いタイの勝ちとなる。
もっとも、そのお陰で四季折々の花々を鑑賞出来ると言う面も有るのだが…。
私の場合は花より団子と言う訳では無いが、花より気候を選びたい。


以前思って居たのは、タイを行ったり来たりだったが、
そうすると、日本での固定費用が掛かり、半分タイに住むメリットが半減するのだ。
だからタイに越して来た。
いつもの結論に辿り着く。
この結論に辿り着くまでは、いつも悩むのだ。


まあ、元々比較困難なものを無理矢理比較して居るのだから、
いつも結論がぐらつくだけの話だ。



一昨日の夕食 ネギトロとふくろ茸炒め


昨日の昼食 味噌汁ぶっ掛けご飯と茶碗蒸し


昨日の夕食 豚カツ&コロッケ&ハンバーグ


ネギトロと鮭の刺身の作成

旅は嫌い?(つづき)

前回「旅は嫌い?」と言う題名で書いたが、
最近、旅行が億劫になって来たと言うのは、
やはり歳のせいだと思う。
旅の醍醐味は、非日常性であって、
それは、家の心地良さとは二律背反するものだ。
つまり心地良さを捨てても、美しい景色だとか、
面白い事を味わうのが、非日常性であって、
それらが常に在れば、それは非日常性では無くなり、
飽きてしまうのだ。
家で常に美しい景色が見られれば、わざわざ遠くまで出掛けて、
別の美しい景色を見ようと思うだろうか。
恐らく、その興味は半減するだろう。
家で常に面白い事を味わって居れば、
更にわざわざ別の面白い事を味わおうと思うだろうか。
いや、面白い事と言うのは、本来続かないもので、
毎日同じ面白い事をやっても、直ぐに飽きるはずだ。
だから、旅が必要になる。
いや、別に旅をしなくても、面白い事と遭遇する事は出来るはずだ。


ところで、芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」。
実は一昔前の私は、この様に生きたいと思って居た。
「充実した人生だった。目を閉じれば、未だ旅をして居る様だ。」
死ぬ間際になって、こう言う心境で死んで行きたいと願って居る。
そして、それは実際に旅をする事によってのみ実現されると言うものでは無く、
普段の生活が、常に自己実現に燃えて居るかどうかなのだ。
私はそう言う観点で、人生の旅をしたいと思う。



昨日のポタリング

旅は嫌い?

最近、外泊をして居ない。
直近の外泊は、去年のソンクラン(4月の水掛け祭り)に妻の実家に一泊した。
その前の外泊は、一昨年の11月にチェンマイで。


枕が変わると寝難いと言う事は有るのだが、
それ以上に外で泊まるのが億劫になって来た。


以前は旅行した時、ホテルで泊まるのをワクワクしたが、
今でもそう言う気持ちにはなるとは思うのだが、
それ以上に家の方が心地良いと思うと、何故か億劫になる。


考えて見ると、便利さや快適さと言うのは、家に勝るものは無い。
家には必要な物は全て揃って居る。
心地良さと言うものも、広い庭が有り、

いつも鳥のさえずりが聞こえる静かな環境で、
まずホテルに行った時は、その狭さ、窓から見る景色。


まあ、窓から見る景色は、偶に酷い景色も有るが、
大抵は見晴らしの良い景色なのだが…。


まあ、それ以上に家だったら何でも有る環境から、
最低限の物しか無い環境に置かれる訳で、
それは旅なら当然の事なのだが…。


そもそも旅行の醍醐味は、その不便さを補って余りある景色だとか、
その他諸々の環境なのだが…。


歳のせいか、中々そう言ったものを求めるとこまで行かなくなった。


昔は決して旅嫌いでは無かった。
タイ旅行は百回を超えて居る。


若しかしたら、余り旅行し過ぎて、興味が薄れたのだろうか。
いや、そんな事は無い。
今でもプーケットなどには行って見たいと思って居る。


飛行機に乗るのもワクワク感が有って、今でも旅行自体は好きだ。
そう言えば2015年の3月以来、飛行機に乗って無い。
以前はエコノミーで予約して居て、
タダでビジネスに変えてくれる位乗って居たのに…。


いや、偶々エコノミーがオーバーブッキングとなり、
ビジネスに空きが有ったので、
よく利用する私を優先的に変えてくれただけなんだが…。


もう一度そう言う事をしてくれるなら、今直ぐにでも申し込むのだが…。
んな訳無いだろ。
もう3年も乗って無いのに。
今度オーバーブッキングとなったら、真っ先に降りて下さいとなるだろう。



グリーンカレーの作成

最近の食事事情(其の2)

最近、一日2食になりつつあると前回書いたが、
今日も未だ朝食しか食べていない。
昨日女中さんがメーサイに行って、
妻にはなるべく手間の掛から無い料理をと思って居るので、
天ぷらと素麺などを頼むのを躊躇して居る。
素麺は茹でて冷やさなければならないし、
天ぷら用の大根下ろしも擦らなければならない。
それに素麺つゆに入れるネギを刻んだり、生姜を下ろしたりしなければならない。
一番簡単なのは、グリーンカレーだ。
冷凍庫にタッパーで保管してあるグリーンカレーを電子レンジで温めて、
それに私が買って来た麺(カノムチーン)を混ぜればいいだけなのだ。
唯、もう間も無く女中さんが帰って来るかも知れないので、
待って居るのだが、中々電話が無い。
腹はまだまだ減って無いのだが、今日は何と無くグリーンカレーを食べる気がしない。
そうすると、すき焼がその次に簡単なメニューとなる。
同じく、冷凍庫にタッパーで保管してあるすき焼を電子レンジで温めて、
それに生卵を添えるだけなのだ。
いや、別に妻にそんなに気を使わなくてもいいのだが、
出来るだけ彼女には定型的な日常業務は減らして、
彼女にしか出来無い創造的な業務をやって貰おうと思って居る。
つまり、料理を作る作業。
茶碗蒸しとか、しめ鯖とか、ブリの煮付けだとか、ハンバーグ・コロッケ等々。
何でも出来るホリバレントな選手は、それ相応の働き方をして貰うのが大事、
などと、西野監督では無いのだが、私はそう言う風に思って居る。
定型的なルーチン業務は女中さんにやって貰うのが、女中さんもやり易いのだ。


そうこうする内に、もう4時になって来た。
朝8時に食べて、未だ後2時間位は腹が減りそうに無いので、
このままだと一日1食でも済みそうな気配だ。
まあ、お茶でも飲めば、更にもう1時間位は延長戦に持ち込めるかも知れない。
まさか、餓死する事は無いだろう。
それ迄に、腹の回りに付いた内臓脂肪が溶け出すはずだ。



6月10日の朝食 味噌汁ぶっ掛けご飯とピーマンの肉詰め


6月10日の昼食 カレーうどん


6月11日の昼食 鶏粥と野菜炒め


6月12日の朝食 餅米と豚の串焼きと野菜炒め