タイ移住後(自叙伝)
(昨日のつづき)
日本人会の役員会を隣家で行う様に成った。
実は来客様に隣りに同じ建て売りの物件を買ったのだが、一向に日本からの来客が無い。
遊ばせて置くのも勿体無いので日本人会の事務局にした。
事務局と言っても備品を置く位で、立派な看板は掲げたものの来客が無い。
それで役員会の場所にした。
レジメなどを作るのも便利だった。
ところで母が認知症が進まない様に仔犬を連れて団地内を散歩させた。
牛のうんちが落ちて居て仔犬が嗅ぐので紐を引っ張る様に母に言った。
すると母は頑張って引っ張ったのだが、その時、腰を痛めた。
それから余り歩かなく成り認知症が進んだ。
そして役員会の前の日に病院に連れて行かざるを得なく成り、病院から妻に電話した。
翌日の役員会の事が気に成って、妻に母のベッド横のレジメを持って来る様に言った。
すると妻は「見当たらない」と。
そこで喧嘩に成った。
いや、私が言い過ぎた。
電話はそれで終わったが、何か胸騒ぎがして急いで家に帰った。
妻の姿は無かった。
暫くしてメールが…。
「生きてる内にあなたと会うことは有りません。」
(つづく)
今思うと今でも続いて居るのが不思議な位。
私は心から妻を愛し、妻も私を愛してくれてるものと思って居るのだが…。
今から思うと若気の至りとしか。
今はもう年老いてぼろぼろの身だから、若気の至りどころか気力も無い。
妻におんぶに抱っこ。
これから死を迎えるまで傍に居て欲しい。
今日の朝食
さて、今夜はホタテの挟み焼き。
絶妙の塩加減。
茄子を使う発想も凄い。
いつも美味しい料理をありがとう。