チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

毎日、色んな事が起きる

今日はいつもの様にアッシーとなって妻を市場に連れて行った。
それでレタスが売って無いと言うので、
「スーパーには有る。後で。」と言うので帰った。
夜の8時前に思い出して妻に聞くと、
「行って無い、今日は行かない」と。
明日の朝の分が無いので、どうしても今日行かなければならない。
「それなら僕が行く!」
時計を見ると7時40分。
外出禁止令まで後20分。 
まあ、歩いて5分だから、バイクで行けば楽勝だ。
「市場で何と言ったのだ」と口には出さず、胸をモヤモヤさせながらバイクで走った。
急いで一袋買ってレジで精算すると、
「後もう一つサービスです」と。
買ったレタスをレジに置いて、急いでもう一つ取りに行って帰ってみると、
さっきのレジが分からない。
顔もよく見て無かったし、
レジ番号も覚えて無い。
買ったレタスをウロウロ探したが、見つからない。
確かここら辺のレジだったと、思い切って飛び込んだが顔が明らかに違う。
もうやけくそで、「これはさっきのサービス分です」と説明するが、チンプンカンプン。
もう恥も外聞も無い。
制止する店員を無視して、レタスを手に外に飛び出し、外側からレタスを探した。
すると端の方のレジにレタスが見えた。
端から端まで探したつもりでも、足が悪いので、一番端までは見て無かったのだ。
さっきの顔だった。
レタスを見せると「おーい、これは支払い済だ」と、さっきのレジの人に大きな声で叫んでくれた。
すると、そのレジの人が買い物袋をこっちまで持って来てくれた。
すっかり忘れて居た。
財布だけはしっかり手に持って居た。
安堵すると汗が出てるのに気付いた。
マスクをしてたので息も荒くなって居る。
こんなとこでコロナの空気を吸ったら100年目。
私が倒れた時の妻の顔が浮かんだ。
私が飛び出さなければ良かったのだ。
呼吸を整え、汗をぬぐった。


家に帰るともう怒りは収まって居た。
「サービスで1個貰った。」
妻は私が怒った事など全く気にして無い様子だった。
ちょっぴり淋しい気もする。


毎日、色んな事が有ると思うが、
よく考えて見ると、単に私が馬鹿なだけの話なのだ。


ところで今日も無事10時半に鯖鮨に有り付いた。
妻はもう寝て居る。