チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

うな重攻撃

妻がベッドの横に来て「出来た」と言った。
眠い目を開けて見るとうな重だった。
時計を見ると9時を過ぎて居た。
まだ腹は減ってないしと思いながらも、
顔を洗うとスッキリした。
それでも腹は減ってないので、
家の中をウロウロすると、
妻は何やらミシンで裁縫をして居た。
食堂に戻るとテーブルの上にうな重が置かれて居た。
まだ腹は減ってないしと思いながらも、
他にする事も無いので、
意志薄弱な私は、もう食べるモードに入って居た。
そしてよく見ると大きい方の重箱だった。
蓋を開けて見ると、3人前位のうな重が詰まって居た。
これはちょっと食べ切れるかなと思ったが、
妻は恐らく、鰻一匹を使ったのだろう。
鰻が中心で、
一食分になろうが、二食分になろうが、
それは二の次と言う事だ。
まあ、度々作るのも面倒だろうと思い、
それならそれで、私も二食分になろうが、三食分になろうが構わない。
食べられるところまで食べたらいいだけの話だと思った。
食べ始めて分かったが、
ご飯の上に海苔が掛かって居て、
その上に三つ葉が敷かれて居る。
そしてその上に金糸卵としいたけが載って居る。
そしてその上に鰻と生姜が置かれて居たのだ。
鰻を食べずとも、下の方だけでちらし寿司になって居る。
ところで、普通、うな重と言えば、
鰻とご飯だけで、野菜などは無い。
若しかしたら、妻は体に悪いと思って、
色々趣向を凝らしたのではないか。
だから切れ切れの鰻にご飯を多い目にしたのではないかと思った。
普通、うな重と言えば、切らずにドーンと大きな鰻を載せるイメージだろう。
まあ、そう考えると納得も出来る。
そんな事を考えながら食べ進むと、
一割ほど喰ったところでギブアップしそうになった。
まあ、朝から腹ポンポンになっても、他にする事もないしと思いながら食べ続けて、
三分の一まで食べたところでギブアップとなった。
今日は三食うな重になりそうだ。