チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

妻を母の様に


知らぬ間に9月になってしまった。
昨日も昼間は晴れて暑かったのに、
夜になると雨が降り始め、涼しい夜中を迎えて居る。
現在午前零時45分。
肌寒いくらいで、日本の今頃の暑さを思うと、
とても有り難い気候だ。
それでも外気の新鮮な空気を取り入れようと、
窓の外の扇風機を回して居る。
お陰で夕食後の眠りから覚めた今も、目がパッチリして来る。
昨日も何も無い、いつも通りの一日だったが、
一瞬の曇り空の間を狙って、ポタリングをして来た。


いつもの平和な日常の中にも、色々物思いにふける事がよく有る。
私は歳と共に、妻を母の様に頼りにして往って居ると思う。
女性は子供が出来たら、主婦と妻と母親を演じなければならないが、
子育てにそのウェイトは多くなって往くだろう。
妻は病のせいで子供が出来なかった。
それは私のせいでも有るが、
それはさて置き、
子供が若し居たらと偶には思う事も有るが、
そのお陰で私はずっと妻を独占して来た。
若しかしたらその方が幸せかもと思う。
そして、今後もずっと妻を独占して往ける。
まあ、一日中顔を突き合わせて居るのもなんだから、
妻も独りでの外出が好きだ。
唯、私の方は歳と共に益々妻を頼りにして往く。
これが幸せと言うものだろう。
仏法では人間は孤独だと言って居るが…。