チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

久し振りの鯖鮨

1月7日以来の鯖鮨だ。
1月は八宝菜や鯖煮や豚骨ラーメン。
2月の前半はすき焼やおでんなど万遍無く食べて居た。
それがそれ以降、高野豆腐やひじき、納豆、
そして、豚骨ラーメンや冷麺、それに春雨サラダなど、
同じ物ばかり連続して食べる様になって居た。
どうも私の悪い傾向で、
一度旨いと思えば毎日喰わなくては気が済まない性癖が再び表れて来た。
その始まりはどうやら高野豆腐とひじきが引き金になって居る様だ。
タイに居れば中々食べられ無いものへの郷愁が募り、
食べ物に対する強い欲望が、そのままタイに有る食べ物まで引きずってしまう。
そして結局は食べない物がいつまでも冷凍庫に眠ったままとなる。
昨日も久し振りに鯖鮨を喰ったが、
また引き続き食べたくなった。
そして、妻に聞くと、後5回出来ると言う。
日本に居た時は、鯖鮨など家で喰った事は無かった。
「回る寿司に行ってたから」と妻が言う。
あゝ回る寿司が懐かしい。
大した寿司では無かったが、
今思うと無性に旨く思える。
先日、MAKROスーパーで冷凍の赤貝を見掛けたが、
えらく高かったので値段も覚えてない。
冷凍カキも有る。
これもすこぶる高い。
金さえ出せば、旨いものは有るのだが、
他のものと比較すると、どうしても手が出ない。
そんなに金を出さなくとも、他に旨いものが山ほど有るのにと諦めてしまう。
その常なる欲求不満が、ちょっと旨いものは連続して食べると言う形で表れるのだ。
餓鬼の様に…。
そもそも鯖鮨は野菜が全く無いので、
昼の間にうんと野菜を喰って置かねばならないが、
ともすると昼抜きとなる。
いや、そもそも野菜は同時に食べなければならないのだ。
子供の頃はちゃんと躾られたはずだ。
母が亡くなってからは誰もたしなめる者が居なくなった。
妻には十分たしなめられてるのだが、
野菜を一緒に食べなさいと言われた事が無い。
タイ人にはそう言う文化が無い。
いや、子供じゃ無いんだから、自分で気を付けなければ。
もう80のおじんだから。


いや、70だった。
ぐうたら生活のお陰で精神年齢はもう80になって居る。
(80の人には失礼だが)