人生の分かれ目(その5)
分かれ目と言うには相応しく無いが、
大きな分岐点が在った。
もう4年ほど前に成るが、帯状疱疹を患った。
それまで帯状疱疹と言う言葉さえ知らなかった。
脚に赤い斑点が出来て、一体何だろうと思ったが、
妻が病院に行こうと言ったにも拘らず、町医者に任せてしまった。
それも接骨医院。
まるでお門違いの医者にも拘らず、帯状疱疹と言う病気を知らなかったので、
其処へ行けば治るだろうと思った。
それは最初、腰痛から始まったからだ。
それで手遅れに成って、未だに治らない。
これが日本だったら、皮膚科の医院に行っただろうに。
その事を思うと、未だに痛恨の極み。
タイに居れば色々有るさ、と言う事の一つだと考えて、自分を慰めて居る。
これが決して大した違いで無い事は、
その後の私の生活の質を著しく低下させた。
この判断ミスさえ無ければと、死ぬまで後悔し続ける事だろう。
これに依って運動も侭ならず、体の不健康のあらゆる根源と成って居る。
私の後半人生の中で、最も悔やまれる出来事と成った。
いや、もう一つ有る事は有るのだが、それはさて置き、
一時は自殺を考えたほどだ。
まあ、歳を取ると精神的にも脆く成るらしい。
体も脆いのに、泣きっ面に蜂と言った所だろう。
さて、今日は久し振りにお気に入りの市場に行って来た。
バナナチップが無くなった。
これは体にいい。
お通じにもいいハズだ。
揚げパンよりは遥かにいいだろう。
別の市場で買った石鹸はタマリンドから作った物。
タイは色んな植物で石鹸を作る。
出来る事なら全て試して見たいが、
もう先も短いのでそんなに綺麗にしなくても。
今日の朝食(稲荷寿司)
妻が実家に持って行くついでに作って貰った。
さて、今夜はヤムウンセン(春雨サラダ)。
妻は辛く無いと言って居たが、汗は出た。
妻にオーバーだと言われたが、体は正直だ。
いつも美味しい料理をありがとう。