チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

思う様に行かない(2)


朝、ベランダで何やら声がするので、起きて行くと、
昨日、妻が友人から貰って来たナスビを、妻は大きいのと小さいのに分けて居た。
私は艶の有るのと無いのとに分けて、艶の有るのだけを漬物にしようと分け直した。
戻って来た妻は、此れは傷が有るとか言って、艶の有るのを元に戻し始めた。
私は艶の有る無しを分けるのに気を取られ、妻が元に戻してるのに気が付くのが遅れた。
折角分けたのが、またごちゃ混ぜに成って、どれがどれか分からなく成ったと思い、
つい大きな声を出してしまった。
すると妻は、「私はまだ何もして無い」と言って逃げて行った。
後で考えたら、妻がやり直した所は分かって居たので、調べ直すのは大した事では無かったのだ。
しかし、その時は、また一からやり直しだと思って腹が立った。
それから妻は部屋に閉じ籠ったままだった。
私はしまったと思い、何とか妻の機嫌を直そうと、
色々声を掛けて見たが、一向に直る気配は無かった。
すると、暫くして機嫌が直った様な声を出して、市場に買い物に出掛けて行った。
私はホッとした。


その後、妻は戻り、様子を見に行ったが、余り機嫌が直った様でも無い。
まあ、その内、直るだろうと思い、私も市場に行こうとした。
すると、お手伝いさんが庭の草刈りを始めようとしたので、
体は大丈夫なのかと聞くと、大丈夫だと。


市場に着いて、マルベリー(桑の実)を探したが、何処にも売って無かった。
別の市場にも見に行ったが無かった。
仕方が無いので、以前コンビニでマルベリー・ジュースを売って居たので、
そのコンビニに行くと、其処にも無かった。
きっと旬が有るのだろう。
以前、市場で一盛り10バーツ(約35円)を二盛り買って、一か月近く持った。
冷凍保存して少しづつ食べたのだ。
あの時、市場の全てを買い占めて置けば、半年ぐらい持ったかも知れない。
マルベリーはアントシアニンなどファイトケミカルが豊富で、スーパーフードと言われて居る。



市場から帰るとお手伝いさんの姿は無く、一体、何処を草刈りしてるのだろうと思ったら、
遠くの隅の方で休んで居た。
私が頼んだ所と全然違う所を、しかも草刈り機も使って無い様子だった。
まあ、体が本調子で無いのだからとは思うものの、せめて違う所はしなくてもと思った。


さて、今夜は豚のステーキ。
風呂から上がって一服してると、ドアを叩く音が…。
真っ裸でベッドの上に転がってるので、
下手に返事をしてドアを開けられると大変と、大急ぎで靴下とスウェットを履いた。
食卓の方へ行って見ると、テーブルには既に用意されて居た。
ポークステーキを一口食べてビックリ。



レアに近いミディアム。
チェンライ一のシェフの味。
今日の「思う様に行かない(2)」と言うタイトルを変更しようかと思ったが、
時、既に遅し。
期限の午前零時はとっくに過ぎてるので、タイトルはそのままに。