チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

安倍晋三を偲ぶ

妻が「どうしてこんな事に成るの?」と訊いた。
私は答える事が出来なかった。


妻が初めて覚えた日本語は「ご近所の皆さんお騒がせ致します。
こちらは日本共産党で御座います。」

私は日本に居る間は党員でした。
退職後タイに移住するに当り、日本の革命に責任が持てないので、
離党しました。
そして、参政党のYOUTUBEを見る様に成って、
「憲法は国会の決議を経て居るのだから日本の憲法だ」と言う
党の説明に納得して居た事に疑問を持ち始めました。
そして恥ずかしながら初めて前文を読んで見ると、
全体を通して不自然な日本語で在る事に気づきました。
詰まりGHQの原文を無理に訳した訳です。
それからはタイ語学習を辞めてマルクス・レーニン主義について、
改めて研究し直す事を始めました。
今まで日本でして来た事に疑問が生じたからです。
党則の民主集中制と言う中央集権は必要悪だと思って居ましたが、
いよいよ其の弊害がのっぴき成らないものだと思う様に成りました。
まだ研究の途中ですが、レーニンの二段階革命論は偽善だと思います。
最初のブルジョア革命の後、プロレタリア革命に移行する訳ですが、
それは最初のブルジョア革命の時に味方だったブルジョアに対して、
次のプロレタリア革命時には敵に回す訳です。
それは裏切りで在り、欺瞞です。
しかも暴力革命で葬り去る訳です。
今までは必要悪だと思って居ました。
いや毛沢東の言う様に「革命無罪」だと思って居ました。
詰まり毛沢東の革命論とレーニンの革命論は同根です。
そして、マルクスのプロレタリア革命論も、
当時の主要な矛盾は植民地政策で在るとするべきです。
詰まり植民地の解放には目を背ける役割を果たして居たのではと。
当時は産業革命の最も進んだ英国でさえ大部分は農民で、
労働者は少数でした。
唯、マルクスの唯物論の研究はまだ進んでは居ません。
今後更に研究を重ねたいと思います。
唯、一朝一夕には進まず、生きてる内に出来るかは分かりません。
今は参政党の言ってる事に概ね賛同しながらも、
全て納得してる訳では在りません。
何しろ思想の転換は容易では無いからです。
唯、気づきを与えてくれた事に感謝して居ます。


一方、日本共産党の前政策責任者の藤野保史氏は以前国会で、
「自衛隊は暴力装置」と言ってポストを外されたが、
その後も選挙で大きい顔をして演説して居る。
こんな机上の空論を言う者は除籍すべきではないでしょうか。


安倍晋三氏の安らかな永眠をお祈りします。