チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

今日もバンドゥー温泉

 昨日に続いて今日もバンドゥー温泉に行って来た。今日も妻は帰らなかった。仕方が無いので女中さんと一緒に行った。行って見ると、今日は安い方の温泉も空いていた。やっぱりこっちの方が頭を洗い易い。もっと近くにあると良いのだが、バンドゥー温泉は町の反対側の北端の先の郊外に有って、家を北端側で買えば良かったのだが、そうするとデパートや大型スーパーが遠くなる。まあ、一長一短はあるので仕方が無い。
 湯に浸かって居ると若い日本人の声がした。そして日本語で答える若い奥さんのような声も聞こえた。以前日本人会の役員をやっていたので、声を聞けば大体誰かは分かるが、聞き慣れない声だった。へぇ~、珍しいな。未だ年金年齢では無い若い声だから、会員でも若い人は少なかったから意外だった。私が役員をやっていた頃は最盛期で会員数は95人居たが、今は減ってしまった。それでも在留者数から比べると、此処の温泉に来られる距離の日本人は、会員の倍位居るとしても、その中で若い人と言うとかなり少ないはずだ。「もう上がるよ。」と言ったら、奥さんが「詮を抜いて置いてね。」と言っていたから、別々の部屋で、奥さんの方からは別の女性の声も聞こえた。その次に入って来たタイ人家族は、15歳位の女の子の声が喧しくって、同じ部屋から3-40位の男の声と同年齢位の女性の声も聞こえたので、一体どう言う構成何だろうと思ったが、まあ、タイ人は服を着て入る人も居るので、と言うか普通はそうするので、そう何だろうなあと思って居た。唯、隣でかん高い声は落ち着いて入ってられ無いので辟易としたが、折角来たのだから頑張って水桶とシャワーで冷やして、湯船と3往復した。体を冷やしてから湯船に浸かる快感は、経験した者で無いと分からないだろう。これをやった時、つくづく来て良かったと思う瞬間だ。唯、体を冷やすのは癌の元とネットで書いてあったので、それが少し引っ掛かるのだが…。
 ところで、安い方の温泉は一人50バーツ。高い方は一人70バーツ。いずれにしても、高々一人200円前後で入れるのは有り難い。同じ部屋に入れば更に安くなる。日本だったら10年程前、銭湯で420円位したと思うが…。泉質は無色透明で、少し硫黄の匂いがして居る。極楽、極楽。ストレスも無いし、相当長生きするかも知れない。

今日の昼食 ピザ

昨日もバンドゥー温泉

 昨日もバンドゥー温泉に行って来た。昨日、妻はピザを作り終えると、隣県のパヤオに行ってしまった。1-2週間に一度友人の仕事を手伝いに行く。何十メートルも井戸を掘る仕事で、個人経営で人出が足りないので、時々事務所の店番に行く。彼女も三人の出資者の内の一人とのこと。彼女は飛ばし屋なので、事故を起こさ無いかいつも心配だが、それ以上に、彼女が居ないと気が抜けてしまって、とても淋しい。淋しさを紛らわせる為に、女中さんと近くの温泉に行った。行って見ると、またまた安い方の温泉は一杯で、今度は私達に上の温泉に行けと言う。太鼓橋を越えて行くと、そっちはガラガラだった。他に客は居ないようだった。やっぱり水の詮から熱い湯しか出無いから、不人気になったんだろう。仕方なく水の詮をひねると、やっぱり熱い湯が出て来た。まあ、しょうがないが、これなら何とか入れるだろうと思って入って見た。湯船は隣の温泉の二倍はあるが、倍の速さで湯が上がって行く。つまり湯の噴出量が4倍と言うことだ。詮も一回り太いように見える。暫くすると湯に垢のようなものが浮いているのに気付いた。流行って無いので掃除の手を抜いているのかと思ったが、満杯にすれば表面から流れ出るだろうと思って一杯にした。排出口を越えたが中々表面の動きが鈍い。それ以上出し続けると脱衣の方に溢れるので、止む無く止めた。ところで、湯船の横の床には排水溝が無い。だからそこで洗うと水が溜まってしまう。でもシャワーは水しか出ないから頭も洗え無い。仕方が無いから湯のへりのブロックのような所に湯を流して見ると、下に吸い込んでいくようだったので、そこで湯船の湯で頭を洗うことにした。さっきの垢は何故か少なくなっていた。洗い終わって見ると、石鹸の泡が隣のコンクリ-トの上に広がっていた。しまったと思ったが後の祭り。管理人が怒るだろうな。「湯が溢れ出無いように!」と張り紙もしてある。まあ、管理人が点検に来る前にさっと逃げてしまおうと思った。しかし、何でこんな造りになっているんだ、と腹も立てながら湯に浸かって居た。まあ、ここはタイだからといつものように自分に言い聞かせた。


昨日の夕食 しめ鯖(腹が中々減らなかったので、夜の12時頃食べた)

今日の朝食 蛤の澄ましぶっ掛けご飯と茶碗蒸し

ピザのレシピ

今日はブログに初めて妻のレシピを載せます。
昼食にピザを食べるかと訊かれました。

私はパイナップルが好きなので、ハワイアンを作ってくれました。

【材料】
ピザ生地
バター
トマトピューレ
粉チーズ
玉葱
蟹蒲鉾
パイナップル
シーズニングパウダー

バジル
以上の材料を上から順に塗ったり、掛けたり、乗せたりしていく。
後はトースターで焼くだけ。

タイと言う社会

 これでやっとバッテリー交換に取り掛かれると思ったので、今度こそその日の内にやってしまおうと思って頑張って夕刻取り掛かった。それでマニュアル通りプラスから付けて、マイナスを付けようとした時、パチパチっと火花が飛んだ。妻が壊れるから止めてと言ったが、最初に付ける瞬間はどうしても少しは火花が出るもんだ、と言ってもう一度試みたが、激しく火花が散る。電極の頭を見ると少し穴が開いていた。彼女が近くのタイヤ屋さんに頼もうと言うので、行って貰った。間も無く男がバイクで付いて来た。その人はその近くのバッテリー屋さんだと。タイヤ屋さんから連絡を貰ったのだと。見るなりこれは違うと言った。逆だと言った。驚いたことにプラスと書いてある方にマイナスを付けるのだと。今更穴も開いているので交換は無理だろうと言うので、位置を逆にしてコードを引っ張れば出来るかも知れないと言うのでやって貰った。位置を逆にしてあっけ無くプラスにマイナスを付けて火花も飛ば無かった。何と言うことだ。タイではプラスとマイナスを付けるのだ。そのバッテリー屋さんの話では、これは修理人の間では常識で、素人ではこう言う作業は出来無いようになっているとのこと。タイとは何と言う社会だ。業界が儲かるようにわざと逆に表示してあるのだ。タイとは恐ろしい国だ。今更ながらタイ国の複雑性・封建制を思い知らされた。
 今振り返って見ると、店員が謝らなかった理由と、そして若しかしたら、店員はその説明をしていたのに、それを妻が理解出来無かったのかなどと思い巡らしても、更々妻に問いただすことは出来無いし、その気も無い。


 余りに長く修理に手こずったので、部屋に居ても、未だふと直って無いような気がする。


昨日の夕食 豚カツ(腹が中々減らなかったので、夜の11時頃食べた)

今日の朝食 味噌汁ぶっ掛けご飯と鯖カレー

怒りの矛先

 結局、昨日はバッテリー専門店、と言うか車の部品屋でバッテリーを買って帰ったのだが、陽も暮れ掛かっていたので、翌日に交換することにした。バッテリー専門店は町の反対側の端に有って、結構遠い。これがそもそもの不幸の始まりだったかも知れない。
 昨夜は結構夜更かししたので、翌日起きたのは10時半だった。朝飯を食うと例によって又昼寝(朝寝?)をして、目が明いたのは午後になっていた。妻がバッテリーは未だしないの?と言うので、重い腰を上げて、いざバッテリー交換をしようと思ったら、どうも電極の位置がおかしい。プラスとマイナスが逆になっている。半回転させると車のコードが合わない。これはおかしい。若しかしたら、バッテリーには2種類有って、これは左右の型の違いによるものではないかと思ったが確信が持てない。いやいや、やっぱり車によっては、エンジン等の配置によって、左右2種類無いとおかしい、と思って、ネットで調べたがその説明は見当たらなかった。買った店の領収書にも電話番号が書いて無かった。これは行って聞くしか無い。そして、途中のタイヤ専門店で聞くことにした。寄って聞いて見ると、やっぱり左右2種類有ると。唯、コードを引っ張って付けても構わないと言うことだった。ちょっと迷ったが、やっぱり換えて貰う方が良いと思ったので、店に向かうことにした。店に着いて店員に言うと、反対の物を渡して悪かったとも言わずに、そんなものは無いと言う。だってタイヤ専門店でさえ左右2種類有ると言っているのに、バッテリー専門店に無いはずが無い。しかも知らないと言う。こいつは馬鹿かと思って、日本語で「こいつは馬鹿だ!」と頭に指を指すジェスチャーをして、大きな声で叫んだ。くれぐれも通訳をしている妻に怒っている様には受け取られ無いようにして…。そして「こんな店には二度と来ない!」と又怒鳴ってやった。それで要らないから金を返して貰うよう妻に話していると、いつの間にかカウンターの上に違う型の物が置かれている。妻と顔を見合わせて、彼女に「何で彼はこれを持って来たんだ?」と聞くと、「さあ、誰かに言われたんじゃない?」と妻。「何で最初にこれを持って来なかったの?」と妻が店員に聞いたら、「知らなかった」と。まあ、取り敢えず交換も出来たので、まずは目出たし目出たしと言うことで帰途に着いた。妻は「間違ったのに謝りもしない。」と怒っていた。「まあ、タイはそう言う国なんだから…」と逆に私が慰めた。
 さて、これには後日談と言うか続きが有って…。夜も更けたので又明日…