チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

新しい喫茶店9日目

今日はカメラを持って行くのを忘れた。
朝食を摂ってから寝たり起きたりして12時にまた寝床に入った。
目覚めると3時になって居たが、その時雨が強く降って居た。
これは喫茶店に行けないなと思いまた寝ると、4時前になって目が開いた。
雨が小止みになって居たので急いで喫茶店に向かった。
着いて見ると、私の席には2人連れが座って居た。
客はその2人だけだった。
私がカウンターの前に立って居るのに店員は中々振り向かない。
やっと振り向くと見た事も無い店員だった。
今日が最後かと思い、抹茶ミルクを頼んだ。

そして、今日が最後だと思い、窓際のカウンター席に座って見た。
間も無く2人連れは帰って行ったが、
お尻が痛くなるかどうか試す為、その席に座り続けた。
その席は視界がとても開けて居て、遠くの山も見えるし、
目を休めるには打って付けの場所だ。
考えて見ると、文字を書いてる時間と文字を思い出す時間は半々なので、
文字を考える度、顔を上げると遠くの山が見える席は丁度いい。
1時間ほど経っただろうか、
1人働いてる店員は隣のコンビニの方に出て行った。
すると直ぐその後に若い男が入って来て、カウンターを覗いてキョロキョロして居る。
クーラーが効き過ぎて寒かったので、
その男が店員を探しに出たり入ったりするとドアが開いて、
寒さが若干でも和らぐので丁度いいと思って居たが、
その男は直ぐに私に店員は何処に行ったと聞いて来た。
その聞き方が怒った様に乱暴だったので、私は何も言わず窓の外を指差した。
すると男はガソリンスタンドの方に行ったりウロウロして居たが、
暫くして店員を見つけ2人で戻って来た。
ストレスが溜まったのか、男は入るなり店員とペチャクチャ喋り始めた。
中々喋り終わらないので、これは若しかしたら口説いてるのかと思い直した。
と言うのは、今日の店員はいつもの店員より若くて可愛い。
酒を呑むのかとか色々聞いて居る。
それが1時間ほど続いただろうか、とうとう帰る時間になって、
店員が私の席に来て「閉めるのでお勘定をお願いします」と言いに来た。
その男は店員と一緒に帰るのかと思いきや、
私が身仕度をすると、店員と挨拶をして先に帰って行った。
内心ホッとして私も店を出た。
(私には関係無い事だが…)
それがその店の最後となった。


家の近くまで来て、お気に入りの喫茶店の前を通る時、
6時を過ぎてるのに店には電気が点き、
明日の準備をして居る様だった。