チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

医者の入れ墨

毎度同じ喫茶店の話で恐縮です。
昨日、喫茶店に花が無かったので、今日は庭の花を持って行った。
もう、慣れっこになったので、何も言わずに花を持った手を突き出すと、
店長は喜んで受け取った。
久し振りのせいか、店長は嬉々として「何処に飾ろうか」と太った店員に聞いて居た。
今日は例の凄く太った男が別の男と2人で硬い4人掛けの椅子に座って居て、
柔らかい別の4人掛けの椅子には常連の女性客が座って居た。
仕方が無いので窓際の2人掛けの椅子に座ったが、とても暑かったので、
常連の女性客の斜め向かいの席を指さして、
此処に座っても良いかと尋ねた。
彼女はどうぞどうぞと言う感じで同意した。
窓際の椅子を指さして、此処は暑いからと言った。
まんざら知らぬ仲では無い。
唯、今まで同席した事は無いので、2人共ちょっと緊張した。
緊張をほぐす為だろうか、彼女は一生懸命店長と喋って居た。
元々喋り好きな女だ。
私は知らぬ顔で横を向いて居た。
暫くしていつもの友人が来た。
私は彼女に空いてる方の席を指さし、此処に座らせてもいいかと尋ねたが、
私のタイ語が拙いので、最初は理解して貰えなかった。
友人が近づいて、彼の顔を見てやっと理解した。
すると彼女は自分のコーヒーを持ってカウンター席に移動した。
何だか追い出したみたいだが、まあ、知らぬ仲でも無いのでいいだろう。
その後、もう一人の友人も来た。


ところで、窓ガラス越しに同じ団地の人が店の前を自転車で通ったのだが、
彼の腕には結構な入れ墨がして在ったので驚いた。
彼の婦人は私の母が以前大変世話になった看護婦で、
実は彼も医者なのだ。
そして同居して居る娘も看護婦で、
その旦那も医者と言う正に医者と看護婦の一家なのだ。
その医者が結構な入れ墨をして居るので驚いた。
まあ、医者と聞いてるが実際医者なんだろう。
白衣を着て無ければ何処のオッサンと言う顔なのだが…。
いつも家の前の掃除などをして居る。
勿論、白衣を着た姿を見た事は無い。
実は我が家を買った地主夫婦の婦人はその看護婦の妹で、彼女も看護婦だ。
実権は彼女が持って居る。
つまり地主だ。
旦那は婿養子の様な存在だ。
旦那は建築の監督だ。
話が逸れたが、タイでは医者も入れ墨をして居るとは驚きだ。
ノースリーブの様なTシャツで、腕の上半分に入れ墨が彫られて居た。
いい年をしてどう言う心境なんだろう。
タイの文化は分からない。
タイで医者と言うのはエリートなのだ。
若気の至りなんだろうか。
かなり古い入れ墨の様に見えた。
まあ、顔が顔だから、あれで医者で無ければ分かるのだが…。
タイと言う国は奥が深い。