サンドイッチ攻略、断念!
「お手伝いさんの具合が悪いから、起こさない様に」と、
寝て居たら妻が言いに来た。
詰まり、お手伝いさんが朝食の用意は出来ないと言う意味だった。
それで「何を食べる?」と妻が聞いた。
冷凍庫の焼き飯にしようかなと一瞬思ったが、
喫茶店のサンドイッチと言う手が有ると思ったので、
まだ食べないと言った。
そして、妻に一緒に買いに行って欲しいと思って居た物が有る事を思い出し、
妻に同行して貰った。
結局、欲しい物は無かったのだが、
帰る途中、喫茶店の前を通るので、妻にサンドイッチを買ってくれと頼んだ。
後で私も中に入って、卵サンドがいいと言ったが、1種類しか残って無かった。
それで家に帰って、以前から思って居た事を実行した。
実は、他の人はビニール袋を使わずに食べて居るはずだから、
包み紙をそのまま使って食べられ無いだろうかと、
一度、それを挑戦して見ようと思って居た。
それで、包み紙を止めてあるセロテープをカッターで切り、広げて見た。
そして、包み紙で挟んで食べようと思ったが、
やっぱり大きいし、包み紙の幅も狭いので、とてもじゃ無いが挟め無い。
それで、結局、箸で挟んで食べる事にした。
唯、大きいので、箸で挟むのも難しい。
結局、まず外側のパンを食べて、その次に中身を食べて行くしかなかった。
唯、箸を使ってるので、手は汚れない。
そして、半分食べたところで思った。
これはやっぱり2食分だ。
喫茶店では勢いで食べて居たが、
家で落ち着いて食べたら、とてもじゃ無いが全部は食べられ無い。
それで、結局、後の半分は夕方食べる事になった。
妻が出掛けたので、また、喫茶店に行った。
2時前だったと思うが、行くと誰も居ず、
2人とも淋しそうにして居た。
きっとそれまで誰も客が来なかったのだろう。
私が入っても、表情はほぐれなかった。
池の底まで気持ちが沈み切ってたかの様だった。
もう私も来ないと思ってたんだろう。
持って行った水筒にコーヒー2杯分を頼み、仕方が無いのでケーキ2個を注文した。
そして、店で飲むコーヒーも頼んだ。
私のスマホで店のスピーカーをじゃんじゃん鳴らした。
と言えば少しオーバーだが、景気付けの為だった。
すると、間も無く、いつもの女性の常連客が、友人を4人引き連れてやって来て、
一挙に店は賑やかになった。
ペチャクチャと喧しい位で、景気付けの音楽どころでは無くなった。
不味い野菜ジュースや何やかやを景気良く注文して居た。
知らぬが仏。
中年のおばさんは美容にさえ良ければいいだろう。
4時頃に皆引き上げて、いつもの静寂がやって来た。
5時になったので、私も疲れたので帰る事にした。
考えて見るに、サンドイッチはやっぱりビニール袋で食べるのが一番だ。
硬い紙ならビニールの様に折れて頬に付く事は無いと思ったのだが、
そもそも挟めない。
やっぱりビニール袋で掴むのが一番だ。
結局、包み紙で食べる方法は失敗だった。
夕方の分
お手伝いさんの弟がバイクの雨除けを付けてくれた。
日除けにもなるので大正解!