妻はバンコクへ
妻の姉の容態が悪いので、妻は今日バンコクに立った。
もう食事を摂る事が出来ないので、
喉からチューブで入れて居るらしい。
つい先日入院したばかりと聞いて居たのだが…。
もう喋る事も出来ない。
もう、故郷のチェンライに戻る事は無理だろう。
医者の話では、後3日は持つだろうとの事。
県外移動の許可は医師から送られて来た様だ。
普段のチケット代より千バーツ(約3千5百円)ほど高かったらしい。
それでも後3席しか残って居なかったと。
飛行機の音は毎日は聞こえて来ない。
元気な内に故郷に帰る様にと言って居たのにと、妻は悔しそうだった。
夫は何年も前に亡くなって居る。
さぞかし病院で淋しかった事だろう。
チェンライに戻りたいと訴えて居たそうだ。
これもコロナさえ無ければ、直ぐにでも妻も駆け付けられただろうに…。
私は気分転換にバイクで外に出てみた。
何だか気分が晴ればれして来て、
これで酒類販売禁止が同時に解かれて居たら、
皆油断して、一気にまたぶり返すだろうから、
段々と解禁して行く政府のやり方は賢明な策だろうと思った。
今日から近所のお気に入りの喫茶店も開店して居た。
唯、クーラーを点けずに、窓を開け放してて暑そうだから、
入るのは躊躇した。
暫くはクーラーを点けて家に閉じ籠ってる方が良さそうだ。
気候は毎日雨が降る様になって、随分涼しくなったのだが…。
妻が家を出る前に染髪をして貰って置いた。
暫く会えない。