チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

妻に染髪

昨日は妻に染髪して貰った。
染髪剤を買って来て家で染めて貰うと、一箱60バーツ(約210円)。
それで3回出来る。
つまり、1回20バーツ(約70円)。
以前、パーマ屋で染めて貰ってた時は100バーツ(約350円)。
最近はいつも妻に染めて貰う。
妻が居ない時はお手伝いさんに…。
家で染めて貰う方が気楽でいい。
昨日は染めて貰う最中に、昔の事をふと思い出した。
初めて妻が日本に来た時の事。
車で関空まで迎えに行った。
実は5月のゴールデンウィークに連れて帰るつもりだったが、
日本の在留許可が下りなくて、私一人帰って来た。
そして、何故下りないのか、入管に抗議の様な電話をしたら、
1カ月ほど後に許可が下りた。
それで彼女一人来日したと言う訳だ。
夜、空港に迎えに行ったが、中々出て来ない。
かなり待ってから、やっと出て来てホッとした。
検疫の紙の書き方が分からなくて、
別室で書いて居たのだと。
行き違いになったのかと、とても不安だった。
彼女は日本語も喋れない。
勿論初来日だ。
そして、関空からの帰りの高速道路の中で、彼女は輝いて見えた。
これから始まる日本の生活を考えてワクワクして居た。
その時の車は三菱のデリカ・スペースギア。
ワンボックスだ。
彼女は他のデリカを見ると、いつも「あっ、パパの車だ」と言って居た。
そして、事情が有って、間も無く車を変えてしまった。
変えてからも、デリカを見ると、「パパの車だ」と言って居た。
車を変えた事を今でもとても後悔して居る。
そんな思い出が蘇って来る。


そして、昨日も平和な一日が過ぎた。
このチェンライで、こんな暮らしが待って居ようとは、あの頃は想像もしなかった。
もう20年も昔の話だ。