チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

タイで長生きは?

昨日で8日目となるバンドゥー温泉は、丸い風呂だった。
唯、朝食後、朝寝をしたら昼前に目が覚めたので、慌てて温泉に向かった。
もう直ぐ昼飯の時間が迫って居たからだ。
温泉に浸かって居ると色んな事が頭に浮かんで来る。
自分の死ぬ時の情景はどんなだろう。
妻に看取られて、死んだ後は、
恐らく在住の人達が葬式に来るだろう。
日本の親戚に囲まれて死ぬ事は無い。
どうせ日本で死ぬ時も、親族に看取られる事は無いだろう。
若し寝込んだら一度位は見舞いには来てくれるだろうが…。
そんな事を考えると、一抹の寂しさも感じるが、
そんな事は死ぬ前のほんのひと時の話で、
それより大陸に抱かれて死ぬ充実感の方が大きいだろう。
そう言えば、在住で99歳の方が最近亡くなられたと言う話を聞いた。
よくぞ99歳まで生きられたものだ。
数年前にお会いした時は、
毎日テレビが楽しみで、
タイ人の奥様にカレーとポテトサラダをいつも作って貰って居ると仰って居た。
少し認知掛かって居るのかなと思ったが、
私の事はよく覚えておられた。
83歳の時に単身タイに来られて、
それから文字を勉強されたと聞いて居る。
昔はバンコクで日本の銀行の駐在員をして居たと。
王様にもお会いになったと。
さぞかし充実した人生を歩まれたのだろう。
それを思うと私がタイで死ぬ時に寂しいとは、お話にもならない。
生前にもう少しお話を聞いて置けば良かった。
今はそれを少し後悔して居る。
私は99歳までは後30年有る。
まだまだ死んで堪るか!
母は96まで生きたが、
私はもっと長生きしてやろう!
唯、糖尿が問題だ。
夜は鯖鮨を喰ってるし。
これで酒さえ止められれば…。
酒は百薬の長とも言うし…。