チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

逃避行


昨日はお手伝いさんの弟が庭の草刈に来てくれた。
草刈終了と思いきや、家の外周がまだだった。
そして、夜中の4時頃目が開くと、
また弟が仕事から戻って我が家の部屋で寝て居る様子だった。



昨日の夕方、バイクでポタリングに出掛けた。
途中、救急車のランプが見えたので、検問かなと思い、
一旦脇道へ逸れる振りをして様子を伺うと、
どうやら検問ではなさそうなので、そのまま突っ込んだ。
ヘルメットを被って無いので、200バーツ(約700円)の罰金になるからだ。
進んで見ると、重機を積んだトラックが道の端に傾いて止まって居た。
振り返って見るとカーブを曲がり切れず、道から落ちそうになって居た。
警官では無い工事人の様な人が、交通整理をして居た。
暫くその道を突き進むと、やがてパトカーの様な点滅が見え、
やばいと思ってUターンした。
すると警官が手招きして「こっちに来い」と言う声が聞こえたが、
聞こえぬ振りをして、そのまま全速力で突っ走った。
危ないところだった。
もう少しで200バーツ取られるところだったと思い、
来た道を引き返した。
大体200バーツは警官の懐に入る。
警官の小遣い稼ぎだ。
本当なら切符を切るだけのはずが、
大概その場で徴収するからだ。
そして、さっきの事故現場に戻ると、警官が居て全ての車両をUターンさせて居る。
仕方が無いので、Uターンして途中の分岐点まで戻ろうと思って走って行くと、
今度はその分岐点の手前まで検問が移動して居た。
これはやばいと思い、また来た道を引き返した。
川と田んぼに挟まれた一本道で、その他に抜け道は無い。
凄く天気のいい日でカンカン照りだったが、
その道は街路樹が繁って居て、直射日光を遮って居たのが不幸中の幸いだった。
いやそう言う道を選んでポタリングをして居るのだが、
行ったり来たりして居るところが、丁度その区間だった。
そして、再び事故現場に戻ると、
今度は警官が居なくて、工事人の様な人が、交通整理をして居た。
私を見掛けると、「さっきUターンしただろう」と笑いながら、こっちに来いと手招きした。
進んで見ると、大型のクレーンカーが道の殆どを占領して居たが、
バイク1台分だけは通れる様になって居た。
そりゃそうだろう。
人が通れる隙間は有るはずだ。
これが日本ならそう言う訳には行かない。
通れようが通れまいが、全面ストップするはずだ。
タイでは大概、バイクだけは通れる事が多い。
結局同じ道を2往復した。
その間約5キロ。
私の逃避行は成功した。


日本種のゴーヤ