チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

リハビリ生活21日目

昨日は庭に大きな蛇が出た。
お手伝いさんに庭のマンゴーの実を採って貰って居たら、
彼女が私の部屋に来て、
「蛇、蛇!」と。
見に行くと、何と下水の蓋の上に大きな蛇が居た。
お手伝いさんに殺虫剤のスプレーを掛けて貰うと、
蛇は苦しそうにするが、
逃げて行かない。
よく見ると、尻尾が下水の蓋に挟まってもがいて居る。
蓋と地面の隙間に挟まって居る。
よくぞそんな所に上手く挟まったもんだと感心しながらも、
殺虫剤では死にそうに無いので、一計を案じた。
棒の先にガソリンを染み込ませた古布に火を付け、
お手伝いさんに蛇の上に落として貰った。
すると蛇は尻尾が挟まったまま、のた打ち回って逃げようとするが、
逃げられない。
必死に体をよじるので、
尻尾が外れてこっちに来るのではと、
一瞬ヒヤッとしたが、
やっぱり外れない。
古布の火が消えかかるので、
今度は紙を沢山丸めて、棒で押して古布の火に近づけると、
火は勢いよく燃え上がり、
蛇は炎に包まれた。
暫くして、もう死んだだろうとお手伝いさんが水を掛けると、
何と下水の蓋に穴が開いて居た。
後で妻が帰って来て、叱られた。
「何て危ない事するの!」
「下水蓋の下は便が溜まって居て、メタンガスが充満してるから、爆発するのよ」と。
私は「まさか固いゴムの蓋が燃えるとは思わなかった。」
「蛇を殺すのに必死だった」と弁解した。
後で妻が蓋を買いに行って戻ると、
「600バーツ(約2,100円)もした」と。
私は「蛇の値段が600バーツだ。蛇に噛まれたら大変だろ。」
と言ったら、彼女はニコッと笑って、納得した様だった。