チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

また一人

また一人、在住の日本人が亡くなった。
彼とはもう5年ほど会って居なかった。
以前はパソコンを買う時に面倒を見てくれた。
それから後、時折デパートで会う事は有ったのだが、
何故かよそよそしい感じがしたので、深く会話を交わす事も無かった。
唯、奥さんは会えばいつもニコニコされて、
私の知る限り、タイ人妻の中では最も愛嬌の有る人だったと思う。
ああ言う人と暮らされて、さぞかし幸せだったろう。
恩有る人なので告別式には行きたいところだが、
顔を合わしたくも無い人が恐らく来ると思うので、
告別式にも行けない。
結構狭い世界となって居る。
これも私の不徳の致すところだ。
深く付き合うとハレーションを起こす事が有る。
浅く付き合って居れば何の問題も無いのに、
ついつい深く付き合いたい性分なのだ。
遠く離れた異国の地で、出来る事なら昵懇に付き合いたいと思うのだが、
思わぬところでハレーションが起きる。
一度起きると中々元には戻り難い。
だからもう浅く付き合おうと思って居る。
今更この地で親友を得るなどと言う事は到底出来ない話だ。
日本でさえ親友と言えるほどの友人は居なかった。
茶飲み友達さえ出来れば、それで良しとして置こう。


チェンライ花博の写真のつづきです。