フジ子・ヘミング
昔、と言っても随分昔だが、調べて見ると1999年、
NHKでフジ子・ヘミングの特集が有った。
彼女の境遇に同情した事も有り、凄くフアンになって、
レンタルCDなども借りたのだが、
こう言う批評を多く耳にした。「彼女の演奏は正確で無い。ミスタッチも多い。」
私はこの批評を真に受けて、それ以降フジ子・ヘミングを聞かなくなった。
タイに来て、ショパンのYOUTUBEなどを聞いて居て、偶々彼女の演奏を聞いて見ると、
それまでの他の演奏家のものが色あせるほどの衝撃を受けた。
余計な批評を真に受けた自分を後悔した。
随分時間を損したと思った。
作曲者の意図に忠実なだけでは芸術では無い。
そこには、無謀とも言えるほどの彼女の個性が溢れて居る。
魂のピアニスト・・・フジコ・ヘミング
フジ子・ヘミング~月の光
フジ子・ヘミング~ノクターン第2番/ショパン
フジ子・ヘミング~ ノクターン第1番(ショパン)
ショパン「革命」 フジコ・ヘミング UPC-0398
フジ子・ヘミング~ラ・カンパネラ(2015)