自を依處とし

2023/01/28 22:10

釈迦の教えに人間は独り生きて行かねばならないと言うのが在るが、
私は妻に依拠してしまう。
妻に先立たれたらどうしようと、時々思う事が有る。
だから所詮、仏法は私には会得出来ないものだと思って居る。
私の好きな言葉に「自を洲とし、自を依處として　他を依處とせず」
と言うのが在るが、この言葉を思い浮かべても所詮、自己満足の世界で、
決して身に付いて居るものでは無い。
でも困った時にはこの言葉を支えにしたいと思って居る。
愛すべき人が居ると言う事は、裏返しの不幸も孕んで居る。
母をタイで見送った時は、大層悲しんだが、
伴侶の喪失ほど悲しい事は無いと言う。
幸い私には子供が居ないので、子供を亡くされた方の悲しみは、
私にはドラマでしか想像出来ない。
母君を亡くされてタイに来られた方も居られるが、
伴侶を亡くされて来られた方も居られる。
同情に堪えないが、若し私がそう言う立場に成れば、
私はどうやって生きて行けばいいのか想像も付かない。
今頃になってどうしてこんな不安に成るのか自分でも分からない。
それは恐らく妻に依拠し過ぎて、自立心が無いからだろう。
現役の時に一度妻を亡くし掛けた事が有る。
それがトラウマに成って居るのかも知れない。
今日はビルマ旅行者のYOUTUBEを見て居て、何故かそんな想いが浮かんだ。