チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

お気に入りのクラシック

私がまだ若かった頃、ベートーヴェンの田園や運命しか知らなかった頃、
小学生時代一緒によく遊び、再び付き合う様になった友人が、
これを聞いて見ろと、プロコフィエフの交響曲『青春』のレコードを貸してくれた。
私はその曲がとても気に入り、何度も聞いているうちに、随分長い間借りてしまった。
漸く返却して、また借りたいと思っていたが、
いつの間にか彼の家は立ち退きとなり、行方不明となってしまった。
三軒長屋に住んで居た彼の家は貧しく、別れの挨拶も気が引けたのだろう。
日本に居た時は、いつかまた、京都のどこかで会えるかも知れないと思って居たが、
今となってはもう、それも有り得無い話になってしまった。
彼のお陰で、私のクラシック音楽の世界が広がったと、
今でも感謝している。


忘れもしない、
指揮者はゲンナジー・ロジェストヴィンスキー、
モスクワ・ラジオ放送交響楽団だった。
この曲を聴く度に、彼の事を思い出す。


セルゲイ・セルゲーエヴィチ・プロコフィエフ



交響曲『第7番 嬰ハ短調「青春」』第1楽章

Rozhdestvensky conducts Prokofiev - Symphony No. 7: First Movement [Part 1/4]



交響曲『第7番 嬰ハ短調「青春」』第2楽章

Rozhdestvensky conducts Prokofiev - Symphony No. 7: Second Movement [Part 2/4]


交響曲『第7番 嬰ハ短調「青春」』第3楽章

Rozhdestvensky conducts Prokofiev - Symphony No. 7: Third Movement [Part 3/4]


交響曲『第7番 嬰ハ短調「青春」』第4楽章

Rozhdestvensky conducts Prokofiev - Symphony No. 7: Fourth Movement [Part 4/4]