チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

「諸行無常。」

2日続けて雨が降らなかったので、お手伝いさんにバナナの水遣りを頼んだら、
「2日ぐらい大丈夫ですよ」と。
バナナの葉が萎れてるので心配だと言ったら、「これ位は普通ですよ」と。
そこで萎れてる葉と萎れて無い葉を指さすと、笑って「ハイハイ分かりました」と。
5時頃に成ってキッチンに行くと、ご飯を食べてるので「食べたら直ぐやります」と。
ご飯中にプレッシャーを掛けないと、中々やる気が起こらないのだ。
これは決してイジメでは無い。
励ましなのだ。
私だって一度言われた位では中々重い腰は上がらない。
お手伝いさんにも散々プレッシャーを与えて重い腰が上がる様に手助けをして居るのだ。
実際のところ2日ぐらい雨が降らなくても大丈夫だとは思うが、
余り空き過ぎると、やらなくても良いのではと言う気持ちに成ってしまうからだ。
それで5時過ぎにやって貰った。
昼にやると夕方に雨が降る場合も在る。
一方、私は行く当ても無くフラフラ外に出ると再び陶器屋に足が向かった。


100バーツ(約350円)。


今日の朝食


ところで、妻は酒の解禁を迎えて、友人と一杯やって居る。
帰りが遅いと交通事故が不安に成る。
若し先立たれたらどうしよう。
私にはいつもそう言う不安が在る。
日本人だから先の先の事まで考えてしまう。
その時の覚悟は出来て居るのだろうか。
今日はそんな時の為の良い言葉を聞いた。
それは或るお坊さんの講和から…。
「連れ合いに先立たれたら悲しい。」
「それは悲しくて残酷な事だ。」
「お釈迦さんが残された言葉が在る。」
「諸行無常。」
「苦しみを離れたければ、現実を知る事。」
「無知こそが苦しみを生む。」
果たしてこの言葉で私は救われるだろうか。


妻から電話が掛かって来た。
「9時には帰る。」
それからうな丼を作って貰った。

風呂には入り損ねた。
妻のうな丼は美味しい。
今日も腹ポンポンに成った。
いつも美味しい料理をありがとう。