チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

老兵は去り行くのみ

今日は特に雨も降って無いのに涼しい1日だった。
それで今日も殆ど部屋で閉じこもり、
特にYOUTUBEを見ずにブログネタも無いのでどうしようと思って居たのだが…。
或る人のブログを見て驚いた。
最近の教科書は「聖徳太子」の事を「厩戸皇子(うまやどのおおじ)」と言ってるそうな。
別に私は左派だから、どうでも良いのだけど…。
そして、「大和朝廷」の事も「ヤマト政権とかヤマト王権」だと。
つまり、奈良地方の一王権だと言って居る。
ヤマトと言うのは、日本の言葉を単に漢字の大和とか倭とかに充てただけなのに、
それを無視して、やまと言葉より先に漢字が在ったかのごとく、
「大和朝廷」の事をウヤムヤにして居る。
つまり、天皇は「天武天皇」以前に「神武天皇」から始まってるのに、
奈良時代の天武天皇を一王権にしたいのだ。
いや繰り返して言うが、私は左派だから別に皇統にはこだわらないが、
どう見ても「聖徳太子」とか「神武天皇」の存在を隠そうとしてる様に見える。
それを示す様に「仁徳天皇陵」の事を「大山陵古墳」と呼ぶ様に成ったそうだ。
まだ有る。
「鎌倉幕府の成立」を「守護・地頭の設置」に置き換えてるそうだ。
貴族社会から武家社会への成立を此の様に言うのは、どう考えてもおかしい。
モンゴル襲来撃退の「神風」は「弘安の役」で、「文永の役」には無かったとしたり、
「江戸時代」には「士農工商」が無かったと言ったり、
キリシタンの「踏み絵」を「絵踏み」と言ったり、「鎖国」は無かったとか、
もうどうでも良いが、
今の学術会議を牛耳ってる連中は、若しかしたら、
私と同様、戦後の「民主教育」を受けた世代で、
彼らが今の教科書選定に影響を与えて居るのは明らかだ。
私の矜持、座右の銘は「真理は批判を恐れない」だが、
歴史を捻じ曲げるとはどう言う事だろうか。
若し、彼らの歴史認識が正しいのなら、私のマルクス主義は古い物なんだろうか。
そう言えば、最近の日本共産党では「敵の出方論」は封印したらしい。
これは宮本元委員長の「日本革命の展望」に記されて居たものだが、
ついでに言うと、昔は党員の独習指定文献にマルクスやレーニンの古典が在ったが、
何時の頃からか言われ無く成った。
不破さんや浜野さんは了解してるのだろうか。
いや勿論そうなんだろう。
マルクス主義の3つの源泉の1つに科学的知識の総和が在ったはずだが、
古典は葬り去れと言う事なのか。
老兵は只去り行くのみ。
(黙って去り行け!)


と言う事で、字数も整った様なので、今日はこれでお終い。


今日の朝食


今日も運動不足で腹も減らなかったが、ブログでエネルギーを費やした。



今夜は鯖煮。
いつも美味しい料理をありがとう。