お手伝いさんの弟(其の3)
今日はお手伝いさんの弟が、国境の町メーサイに帰って行った。
6日間仕事をしてくれた。
僅かの間だったが、居なくなると何だか少し寂しい。
酒も飲まない真面目な人で、職人気質で丁寧にやるので、進捗は少々遅い。
もっと居て欲しかったが、家の用事が有るとの事。
何でもこなせるので色々やって貰った。
唯、井戸水汲み上げポンプの修理は手こずった。
色々部品を換えて見たが、停止機能がおかしい。
時々止まらなくなる。
地下水の量の増減が原因ではないかとの事だった。
余談だが、我が家には庭木の散水用と家用に6箇所井戸を掘って、6箇のポンプが有ったが、
今は散水を止めたので家用の2箇所しか無い。
それで使わなくなったポンプの部品を換えたり、本体ごと換えたりしたのだが…。
おまけに電気の配線まで変えた。
6箇所も井戸を掘ったのは、堀り賃もポンプ代も安かったからだ。
12メートル掘るのに確か1万7千バーツ位(約5万6千円)。
ポンプ代が確か7千バーツ位(約2万3千円)。
昔の事なのではっきり覚えて居ない。
日本では考えられない様な値段だ。
水道代も日本の比では無いが、広い庭の散水には井戸を掘った方が得だと思った。
初期投資さえすれば、後はポンプの電気代だけだと思ったのだが、
結構ポンプが故障する。
それでも10年も経つと、元は取って居ると思う。
今は飲み水用にだけ水道を使って居る。
月32バーツ(約100円)。
最低の基本料金分だ。
ちなみに電気代は我が家では異常に高い。
冷蔵庫5台が効いて居ると思うが、今月は4千バーツ(約1万3千円)近く掛かった。
普通、他の日本人宅では1,500バーツ(約5千円)位だろう。
一般的なタイ人家庭では,500バーツもしないだろう。
話が随分脱線したが、彼にはもっと色々やって欲しい事が有った。
天井換気扇を付けて貰ったり、ブラインドを交換して貰ったり。
私はもうドライバーをねじる元気も無いのだ。
彼は次は何時来てくれるのだろう。
そんな事を思いながらベランダに出て見ると、綺麗な月夜だった。
もう10時だったが、軒下の温度計は28度を指して居た。
でも庭からの風はとても涼しい。