タイの過ごし方(其の7)
タイでの滞在で忘れてはならないのが、タイの医療事情だ。
チェンライ市内には、三つの大きな病院が有る。
最近、もう一つ、高そうな病院が繁華街に出来た。
外人目当てだろうか。
そこで気になるのが治療水準だが、
風邪や腹痛ぐらいなら、日本と同様、そこら辺のクリニックでいいだろうが、
事故による怪我なら病院だ。
唯、私は、風邪でも何でも、直ぐ病院に行ってしまう。
流石に最近では、余程の熱でも無い限り、病院には行かなくなってしまった。
もう、心臓肥大も糖尿も前立腺肥大も、
何遍も病院に行って薬を処方して貰って居るので、
いつも同じ薬だから、巷の薬局で同じ薬を買って居る。
その方が遥かに安い。
家の近くの病院は、儲け主義で、前立腺肥大の時など、
前立腺がんか肥大か、試験的に投薬した後、血液検査もしないで、
いきなり手術をすると言う話だった。
余りにも変だと思い、途中で退散してクリニックで再検査をしたら、
がんの疑いは無く、肥大だろうと言われた。
其処の病院の医師は公立の病院と兼任が多く、
高くて早いだけが取り得の病院だ。
高いから患者が少なくて、早く診て貰えるだけの話だ。
バンコク資本の病院で、立派な病院なのだが…。
話が逸れてしまったが、バンコクの高い病院なら、
日本の水準以上の所も有ると言われて居る。
唯、日本で還付請求する際、診断書の翻訳とか、治療明細書の翻訳とか、
手続きは面倒だし、がんとか難しい病気なら、
言葉の分かる日本の方が良いと言う事で、
皆さんお帰りになる。
難しい病気で無いなら、チェンライの病院で十分だろう。
公立病院は混み過ぎて、待ってられない。
もう一つの私立病院なら、そんなに暴利は貪らないのだが、
高い病院よりは待ち時間は長くなる。
でも、日本の待ち時間と比べたら、超特急並みだろう。
今思い出しても、日本の長い待ち時間は、それだけで病気になりそうだ。
しかも、タイの救急診療は整って居る。
土日であろうが、夜間であろうが、平時の様に開いて居る。
診察費は若干高めになるが、私などはわざと日曜に行きたくなる程だ。
クリニックについては、歯科、内科、整形以外は見た事が無い。
例えば眼科や耳鼻咽喉科などは、行く人が無いので、成立しないのだろう。
上手か下手かは、混み具合で直ぐ分かる。
混んで無い歯医者だけは、絶対行ってはいけない。
余談だが、私はインプラントを生まれて初めてタイでした。
以前、同窓会の時に、インプラントはまだまだ新しい技術だが、
やるなら私に任せて欲しいと言われた事が有る。
タイに来て、差し歯が壊れて、もうインプラントしかないと思った時、
人から聞いて、さっきの高い病院を訪れたら、その医師はもう辞めて、
ミャンマーとの国境の町メーサイに帰ったと言う。
今の医師に訊ねたら、今迄4回やった事が有ると。
素人同然だ。
メーサイの医師を訪ねて行くと、そこは日常的にやって居て、
価格は6万バーツ(約20万円)。
日本だと約40万から60万円。
検査の段階で、信頼出来る医者だと思えたのでやって貰った。
手術中も手際の良さが伝わって来た。
痛がりの私も殆ど痛みも感じず、術後も全く問題無かった。
もう、7年経って居る。
もう、そろそろメンテナンスをやる時期かも知れない。
昨日の昼食 グリーンカレー
昨日の朝食 鮭と雑煮
一昨日の夕食 ヤムウンセン(春雨サラダ)