チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

ビザ更新の顛末

昨日はビザ更新の為、チェンライの入国管理事務所に行って来た。
先日会った友人が、

最近の入管は異状に混んで居るから覚悟しとけと言う事だったので、
始まる前に着いて置きたいと前日妻に入って置いた。
そしたら妻は早起きして、サンドイッチまで作ってくれた。
このくそ忙しいのに何でと思いながらも、

彼女の張り切りを思うと愛おしかった。
それで食べ出して見ると、いつもながらパン2枚は結構ボリュームが有り、

早く食べねばと思うと大変だった。
腹キンキンになって、急いで到着すると、

開始10分前に、扉の前に既に20人位待って居た。
外人が殆どで、中国人らしき青年も混じって居た。
扉が開くと我先にと思ったが、

がっしりした外人が、後ろに居た青年に、
君の方が早く来たから先に入れと言う様な事を言って居た。
私は恥かしかった。
それで皆整然と入室した。
妻はレディーファーストなのか、要領良く10番の札を貰って居た。
さて、事前に申請書を入手して書いて居たのだが、不安は的中した。
青ボールペンで書けと言う事だった。
黒で書いてからしまったと思って居た。
去年青ボールペンで書いた記憶が戻ったからだ。
お陰で1番で無くて良かった。
若し1番なら書き直しで、余計に後回しになるからだ。
必死で書き直したが、順番には余裕で間に合った。
事前に申請書を入手しに来た時は、窓口の係り官は5人位居たと思ったが、
昨日は3人だった。
しかも上席は居なかった。
確か月水金は上席が居るはずなのにと思いながらも、

慣れた兄ちゃんに当たるといいなと思いながら待って居ると、
何と一番不慣れな人に当たってしまった。
この人出来るのかなと思いながらも書類を渡した。
と言うのも、以前この人に聞いた時、
配偶者ビザの手続きを知らなさそうな感じだったからだ。
そうすると早口で捲くし立て、

チェックするから座って待ってる様にとの事だった。
案の定慣れた兄ちゃんに何やら聞いて居る。
延々と待ってから、

これは前のパスポートで書いてあるから、書き直せと言う事だった。
そこだけ訂正してくれたらいいのにと思いながらも、

また一から書き直して持って行くと、また、座って居れとの事だった。
散々待った挙句、また、別の書類を書けだとか、

婚姻登録証裏面のコピーが無いだとか、散々文句を言われた。
「去年もやったのに、覚えて無いの!」とか言われたらしい。
まあ、口やかましい口調だが、表情は面倒見が良さそうな感じだった。
私も妻にまかせっきりだし、妻も1年に一度の事なので、覚えて居ない。
家の地図を書けだとか、それのコピーが要るだとか色々言われたが、

取り敢えず1枚書いて提出した。
そして、持って行ったコピーにもサインをし終わって、

もう出来るからねとか言われて待って居ると、
エアコンがキツ過ぎて、腹が冷えたのかトイレに行きたくなったが、
また、サインと言われると困るので、暫く辛抱して居たが、
もう待ち切れ無くなって、トイレに向かった。
そしたらトイレに紙は無く、車に取りに行って、また向かう途中、
漏れそうになった。
やっと戻って来るといつの間にか上席が座って居た。
上席とぺちゃくちゃ喋りながら何をして居るのかなあと長い間待って居ると、

漸く出来ましたとお呼びが掛かった。
更新代1,900バーツと、

多分新しいパスポートへの転記代だと思われる200バーツ、
併せて2,100バーツ(約6,900円)を払って終了となった。
それで、貰ったビザは1カ月分。
多分、チェンマイの本所の許可が下りるまでの期間だ。
配偶者ビザの権限はチェンマイに有る。
それで1カ月後に行って、残り11カ月分を貰えるはずだ。
ケチって10カ月分で無ければいいのだが…。
間違っても12カ月分はくれないだろう。
そうで無くとも、前回はパスポートの有効期限が1年を切って居たので、
10カ月分しか貰え無かったのだ。
まあ、これで10年間はそう言う事は無いだろう。
生きて居ればの話だが…。



帰ってからの話だが、
妻は「あの人はああ言う口調だが、面倒見のいい人だ」と言って居た。
今回の事で私もそう思う様になった。
本来ならコピーは自分でして来る決まりだが、

彼女は事務所のコピー機で何枚もやってくれた。
若しかしたら内規でそうなって居るのかも知れないが…。