チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

今年のソンクラン(其の4)

昨日も在住の友人からプールのお誘いが有った。
一人で水掛け合戦には行き辛いので、渡りに船だった。
曇空だったが、一昨日よりは若干陽も照ったりしたので、多少の日光浴感は有った。
昨日も貸し切り状態だった。
唯、殆ど曇空だったので、上がると寒いので、殆ど水の中に浸かって居た。


家に帰る途中も、行く途中も殆ど人影を見ないので、
皆お寺に行ってるのかとも思ったが、若者の姿も無いので、
これは若しかしたら、軍の命令で水掛けが中止になったのかと思われる位の静けさだった。
それで、ちょっと心配になって、いつものホコテンに行って見たら、
そこだけは、いつものソンクランだった。
若者の狂乱に私の心も騒いだが、何分独りなので、どうする事も出来無かった。
それで、一生懸命写真を撮って居ると、何か足元がチロチロと冷たかったので、
回りを見回すと、誰も知りませんよという感じだったが、
これは恐らく悪戯好きのせいだと分かったので、
すごすごと退散した。
このままでは何れ大きな雨が降って来ると思った。
遠くからでもよく飛ぶ水鉄砲で、いきなり撃って来る。
未だホコテンに近づいても居ないのに一発やられたのだ。


車に戻ると、遠くで祭り太鼓の様に聞こえるソンクランの音に、

後ろ髪を惹かれる思いで、
歳老いた老人はその場を後にした。
そして、今年のソンクランの幕は終わった。