チェンライの日々

タイ(チェンライ)に住んで15年。日々の暮らしを綴ります。

何不自由無い年金生活(番外編)

もう書くことが無くなったので、これはブログのネタ位の話として、聞いて欲しい。
タイに来て、結果として何不自由無い年金生活となればいいのだが、例外的にこう言う話もある。
女性に騙されたと言う話。
信用して家まで建てたのに、建てた途端に追い出されたと言う話。
これは一つには、外人は土地所有が出来無いと言うタイの法律ならではのものだが、それ以上に男性側に問題が有るとも考えられる。
独身男性が伴侶を求めてタイに来て、あげくの果てに、財産を無くして、泣いて日本に帰ると言う話は今でも有る。
是は、そもそも自分が老人であると言う自覚が薄いのでは、と思う事もしばしば有る。
如何にも不釣合いな年の差で、結婚と言う事は、女性にとっては、経済的理由以外の何ものでも無いのだが、男にとっては、しばしば其処にロマンを求めてしまう。
そして、経済格差と言うものは、そもそも結婚とは無縁のものであるが、如何せん、是が社会的には通用してしまう。
だから愛情も無いのに、土地所有権の無い所に家を建てたら、どうぞ差し上げますと言う様なものだ。
ところが不思議な事に、その後ずっと一緒に暮らして居る夫婦の方が、ずっと多いのだ。
それは結局愛情が在ったのだろうか。
それは夫婦の問題なので、他人が知る由も無い。
その参考になるかどうかは分からないが、こう言う例も有る。
タイマッサージ嬢が気に入って、暫く一緒に暮らしてから、小さい家を建てて見た。
その後、女性は、今までと何の変わりも無く、態度も全く変わり無く、一緒に暮らして居た。
それから、男は安心して、大きな家を建ててやった。
それで、もう何年になるだろう。
今でも年老いた夫と共に暮らして居る。
私の目からすれば、何て用心深いのだろうと思うが、反面、さすが見る目の有る人だと感心する。
まあ、そこまでせずとも、上手く往って居る夫婦は山ほど在る。
唯、上手く往か無かったケースが目立つだけかも知れないが、焦った人ほど失敗する。
また、真面目な人ほど失敗する様な気もする。
そして、自分勝手な人、自分の老けた顔に自覚の無い人、タイ語の喋れ無いハンディーを自覚し無い人に、失敗するケースが多い様な気がする。
一方、外人は用心深い。
定期借地権とか、法人設立して法人名義にするとか、可能なあらゆる法的手段を講じて、簡単には取られ無い様にする。
日本人は脇が甘い。
自分も含めて…。